ここでは、免疫について簡単にご紹介します。
各項目をクリックすると、説明に移ります。
  ・序章
  ・免疫システムと免疫細胞
  ・自律神経と免疫の関係




皆さんが思い描く免疫ってどんな感じですか?
なんかよく分からないけど、一回病気に罹ったら次は罹らなくなること、もしくは自己治癒力とかいうふうに漠然と捉えている人がほとんどだと思います。

しかし、昨今の免疫学の研究によって、そんな単純なものではないことが分かってきました。

免疫とは、「病気、とくに感染症に対する生体の抵抗性」といわれています。
免疫システムとは、「感染に対する抵抗性を受け持つ、細胞、組織および分子の集合」のことです。
で、このシステムが働いて示す反応が「免疫応答」といいます。
要するに、体内に侵入してきたまたは体内に在る病源微生物をこの(下の図の)アメーバみたいな細胞などが生体をまもってくれる働きを「免疫能力」って言葉で表しているのです。

簡単に言うと、

 病原微生物の感染 → 免疫の活性化(ミクロ) → 生体の反応(マクロ) → 症状の発症 → 病気

という図式で表わせます。

(基礎免疫学 免疫システムの機能とその異常 原著 第2番 SECOND EDITION2006-2007最新版の序文を参考にしました。免疫学者ではないので表現の仕方はご容赦ください。)


マクロファージが病源微生物を貪食している図


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免疫反応は白血球の働きによって起こります。白血球は顆粒球、単球、リンパ球の三つに分けることができます、顆粒球には好中球、好酸球、好塩基球があり、単球とはマクロファージのことです。

リンパ球にはT細胞、B細胞、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)があり、T細胞はさらにヘルパーT細胞とキラーT細胞に分けることができます。




免疫の仕組みを簡単に図示すると、





「免疫システム」は、通常大きく自然免疫、獲得免疫(液性免疫・細胞性免疫)に分かれ、いずれにおいてもヘルパーT細胞1型(Th1)とヘルパーT細胞2型(Th2)のバランスにより絶妙な免疫バランスを保っています。

自然免疫は、第一次免疫器官で皮膚・鼻粘膜・気管支粘膜などの表層の防御システムです。NK細胞や顆粒球、免疫グロブリンA(IgA)などの免疫細胞が活躍します。

液性免疫は、Th2細胞優位にともないB細胞が活性化して免疫グロブリン(IgA/M/G/E/D)を産生・放出する。アレルギー疾患など。

細胞性免疫は、Th1細胞優位にともないキラーT細胞などの活性化によりウイルス感染した細胞を攻撃しアポトーシスさせます。

また、安保理論で広く知れ渡った自律神経と免疫細胞の関係も見逃せない。自律神経は交感神経と副交感神経の2つが無意識に身体各部の機能を調整してくれている。交感神経は顆粒球と相関し、副交感神経はリンパ球と相関します。また自律神経は天候や季節・日内リズムによっても影響を受けることが分かっています

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自律神経とは、無意識のうちに生体変化をとらえて反応するオートマチックな神経システムであり、以下の二つの神経群が互いにバランスをとるようになっています。

  交感神経 − 緊張状態やストレスがかかることにより活発に反応する神経。脊髄神経・横隔膜神経など

  副交感神経 − リラックス、笑いなど弛緩することにより反応する神経。迷走神経、内臓神経など

また自律神経による身体各部の緊張や弛緩および異常は、身体の異常を知らせるためのサインと考えられ、いわゆる自律神経失調それ自体は原因ではなく、異常を起こしている原因は別にあると考えられます。それが安保理論によって明確な医学理論として最近はよく耳にする。

以下の表に安保理論を簡単にまとめてみました。


自律神経 白 血 球 病 態  主 な 標 的 と 疾 病
交感神経顆粒球血流障害、排泄・分泌能の低下、
活性酸素による組織破壊
細菌などの比較的大きな病源微生物

ガン、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、十二指腸潰瘍、 白内障、糖尿病、橋本病、甲状腺機能障害、急性肺炎、 急性虫垂炎、肝炎、膵炎、化膿性扁桃炎、口内炎、 おでき、ニキビ、動脈硬化、肩こり、手足のしびれ、 腰痛、ひざ痛、各部の神経痛、顔面マヒ、関節リウマチ、 五十肩、痔、静脈瘤、歯周病、脱毛、めまい、高血圧、 脳梗塞、心筋梗塞、狭心症、不整脈、動悸・息切れ、 偏頭痛、しもやけ、冷え症、アトピー性皮膚炎、便秘、 胆石、結石、脂肪肝、尿毒症、うおのめ、ガングリオン、 妊娠中毒症、口渇感、食中毒、味覚異常、視力低下、難聴、 イライラ、不眠、食欲減退などです。
副交感神経リンパ球うっ血による代謝障害やDETOX障害細胞内やリンパ内に侵入してくるウイルスなどの病源微生物

のぼせ、ふらつきなど、胃潰瘍、胃ガン、五十肩が発症することもあります


このように、「免疫」とは、生体における複雑な生体防御システムをいうのです
そして、病気になるのは、明らかに免疫能力の低下が関与しています
当研究所では、これら免疫に関わる「免疫細胞」「免疫サイトカイン」などの分子、および免疫器官の状態を検査し患者さんを治療していきます。
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